お知らせ

「権利擁護に関する研修会」を開催しました。

日時:平成29年2月21日(火)

時間:17:45~19:45

場所:田上記念病院  リハビリホール

1.権利擁護に関する事例発表

  西陵まちかど福祉相談所  社会福祉士(主任介護支援専門員) 所長 早坂 滋樹氏

権利擁護という言葉は、高齢者虐待対応や成年後見制度の事かと考えがちでしたが、医療・

介護に携わる私たちすべての支援が権利擁護なのだ、という事に事例発表を聞き、気付く

事ができました。

 

2.『身寄り』問題と権利擁護

  しばた司法書士事務所

  NPO法人やどかりサポート  理事 芝田 淳先生

芝田先生は現在複数の要援護者の成年後見人を担っておられるとの事ですが、そのほとんどが

「身寄り」のない、あるいは身寄りがあっても頼れない方」との事でした。その後後見人をし

ていて、私たちのような医療や介護関係者から求められる事は、従来私たちが身寄りに求める

事が多いとの事。

しかし芝田先生は「認知症になっても判断が不十分になっても、私たちが真っ先に重視しなく

てはならないのは、本人の意思なのではないか」と仰っています。

今、地域包括ケアシステムという考え方を国は推し進めていますが、芝田先生はかなり前から

NPO法人活動を立ち上げ、社会的弱者の立場に立ち、その方々の地域での暮らしを支えてこら

らた事も知る事ができました。私たちは医療・介護従事の専門職者として、常に本人の意思を

尊重する姿勢を忘れてはいけないと感じました。

                                     文責:野元

平成28年度 医療法人春風会忘年会を開催しました。

日時:平成28年12月3日(土)

場所:鹿児島サンロイヤルホテル 太陽の間

本年も一年の締めくくりとして鹿児島サンロイヤルホテルで医療法人春風会忘年会が開催されました。

今回の忘年会には、ご来賓も含め180名の職員が参加しました。

職員同士やご来賓の皆様と一年間の労をねぎらい、楽しい夜を過ごしました。

商品抽選会では、液晶テレビやプレステーション4など豪華景品が準備され、またじゃんけん大会では

中村理事のご厚意で上位2名に各5万円の賞金がありました。

来年も楽しく忘年会を迎えられるよう職員一丸となって頑張ってまいります。

記事作成:企画広報室 野元

褥瘡対策委員会及び感染症対策委員会を開催しました。

日時:平成28年6月28日(火)18:00~19:00

場所:田上記念病院 リハビリ室

 

褥瘡対策委員会

講師:栄養科 久保主任(管理栄養士)

テーマ:褥瘡の栄養管理

①    褥瘡患者栄養管理

②    褥瘡発生の危険因子

③    褥瘡予防への栄養介入

 

褥瘡委員会では、これまで褥瘡に関する基礎知識やポジショニングについて勉強会を開催してきました。

今回は、「褥瘡の栄養管理」というテーマで褥瘡患者に必要な栄養や補給量、褥瘡発生の危険因子「低栄養状態」

を確認するための指標を研修しました。

褥瘡は一度作ると治癒に困難を来します。褥瘡予防のための全職員が情報共有し、対策に取り組んでいきます。

文責:久保

 

感染対策委員会

 

講師:リハビリテーション課 持増主任(言語聴覚士)

テーマ:高齢者の誤嚥性肺炎について

内容

①    高齢者誤嚥性肺炎の発生機序

②    不顕性誤嚥のメカニズム

③    口腔内細菌の危険性と誤嚥性肺炎

④    口腔ケアによる誤嚥性肺炎の予防とさまざまな効果

 

高齢者肺炎の発症に重要な不顕性誤嚥(夜間にムセなく誤嚥する状況)

のメカニズムや誤嚥性肺炎の予防に口腔ケアが重要である事を学びました。

年々、増加傾向による高齢者肺炎ですが、当院でも不顕性誤嚥を最小限に抑えるために

看護・介護者の細かい観察や日常的な口腔ケア、胃・食道からの逆流防止のための就寝時

ベットギャッジアップに努めていきます。

文責:持増

褥瘡対策研修会を開催しました。

日時:平成28年5月24日

場所:社会福祉法人松恵会 特別養護老人ホーム松恵園

講師:公益財団法人慈愛会 今村病院分院 理学療法士 土井 敦 講師

内容:褥瘡のための環境設定~ポジショニング、マットレスの選定~

 

公益財団法人慈愛会 今村病院分院 理学療法士の土井敦講師をお招きし

「褥瘡のための環境設定~ポジショニング、マットレスの選定~」と題し、講演をいただきました。

ケアから考える褥瘡予防、グローブシートの使用方法、ポジショニングの目的などについて講演がありました。

後半のポジショニングと体位変換では、ベッドとクッションを使用して患者様の褥瘡の予防体位、シーツを用いての移動、体圧の分散方法、クッションのセッティング方法などを実践し、褥瘡の予防と姿勢を安全で快適に保持することを学びました。

記事作成:事務部 黒瀬